孵卵の条件

孵卵条件

鳥類の孵卵には大きく分けて3つの条件があります。
親鳥の営巣(えいそう)環境を想像していただけると人工孵化が分かりやすくなると思います。

1. 温度

鳥種によって異なりますが、主な鳥は37.5℃が孵卵の適切温度です。(オウムの場合37.2℃)
(弊社で販売する孵卵器は爬虫類用を除き37.5℃に設定して出荷しております。)

2. 湿度

孵卵器内を孵卵させる鳥の営巣環境に近い湿度に保持してください。
●家禽 40~50%
●オウム 35~45%
●水鳥 45~55%
※鳥種に関わらず孵化予定日1~4日前には湿度を約65%まで上げてください。
ただし、ヒナが発生すると濡れた羽毛が蒸発し器内湿度が上がりますので、孵化時には湿度機能はオフにしてください。
梅雨や夏季は湿度が高くなりますのでふ卵器内の湿度に注意を払ってください。器内湿度が高い場合は給水の必要はありません。
(弊社で販売する孵卵器は爬虫類用を除き45%に設定して出荷しております。)

3. 転卵

1日最低でも4回、1回の転卵角度は90度で転卵させてください。
(1時間毎の転卵が好ましいです。)
※孵化予定日の2~3日前に転卵を止めてください。

また孵卵器の換気、放冷も必要ですが、検卵時や水を供給などをする時に孵卵器の蓋を開ける時に補えます。
あまり換気に気を使いますと今度は温度、湿度が下がる原因となりますので気をつけてください。
卵の状態でもすでに生きていますので、酸素供給のためにも閉めきるはやめてください。H